ニュース&トピック
2025年5月13日
次世代HPC/AIパイプラインワークロードに最適化された
高性能かつインテリジェントなデータ基盤向けのAIソリューションストレージ
「CMS GpSCALERシリーズ」を発表
コアマイクロシステムズ株式会社(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:髙橋晶三、以下コアマイクロシステムズ)は、HPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)およびAIワークロードに最適化されたデータ基盤を構築するためのソリューションストレージ「CMS GpSCALERシリーズ」を発表しました。
近年、HPCやAIの分野では、膨大なデータを高効率かつインテリジェントに処理できるパイプラインワークフロー対応の高速なデータ基盤環境が求められています。
CMS GpSCALERシリーズは、コアマイクロシステムズの卓越したソリューションストレージ技術と、日本IBMの先進の統合パラレルファイルシステム「IBM Storage Scale(旧IBM Spectrum Scale)」ベースのデータ基盤技術を高度にインテグレートした、AI時代での高性能かつインテリジェントなデータパイプライン基盤です。
- IBM Storage Scaleは、構造化データと非構造化データの両方に対応するソフトウェアデファインドストレージであり、POSIXダイレクト及びファイル&オブジェクトIOに対応した統合型データ基盤を提供します。
- CMS GpSCALERシリーズ は、IBM Storage Scale データ基盤技術と弊社の高速なデータプロテクション技術を融合し、AI HPC用のグローバル データプラットフォームを導入するための最も効果的なソリューションとなるように設計されています。
また、このシステムは、既存の IBM Storage Scale クラスタを簡単に拡張したり、新しいスタンドアロン環境としてすばやくセットアップしたりできるように設計されています。
CMS GpSCALERシリーズのメリット
- ハイパフォーマンスかつスケーラブルなデータパイプライン基盤の提供
IBM Storage Scaleのパラレルファイルシステムとコアマイクロシステムズのストレージ技術を融合し、HPC・AI向けに最適化された超高性能かつインテリジェントなスケーラブル統合データ管理基盤を実現。
- データ保護と可用性/信頼性の強化
IBM Storage Scaleのポリシーベースのデータ管理機能とコアマイクロシステムズの先進のHA&RAID技術による強固かつ安定性のあるデータ保護環境を実現。
- 高効率データ階層化ストレージに対応
IBM Storage Scaleの自動データ階層化機能とコアマイクロシステムズのストレージレイヤ技術によるワークロードに応じた適切なストレージメディア(SSD, HDD, オブジェクト、クラウドなど)へのデータ配置による性能とコストの最適化。
- データの一元管理と既存資産の活用
IBM Storage Scaleの「グローバル・データ連携機能(AFM)」を活用し、地理的に分散したデータを単一の仮想ファイルシステムとして統合し、データのサイロ化を解消。また、AFMでは既存資産をそのまま活用する形でのデータの一元管理も実現可能。
- AI時代の統合データ管理基盤向けソリューションの実現
HPC/AI向けのデータ解析、シミュレーション、ライフサイエンス、金融、メディアなど多くの用途に応じて使い分けてきたデータ管理基盤を統合し、マルチテナント型の統合データ管理基盤を実現。
CMS GpSCALERシリーズ
アップタイムを最大化するアクティブ/アクティブ・コントローラーと冗長ハードウェアを備えた単一の2Uクラスタストレージ
- 最新Gen5 PCIeベース 2U 32NVMe CiB型クラスタハードウェア
- 400GB/s(Infiniband/Ethernet)×16ポート
- 実効バンド幅 384GB/s(Active-Active時)
- 最大物理容量 983TB(30.72TB×32)
アップタイムを最大化するアクティブ/アクティブ・コントローラーと冗長ハードウェアを備えた単一の4Uクラスタストレージ
- Gen4 PCIeベース 4U 80NVMe CiB型クラスタハードウェア
- 200GB/s(Infiniband/Ethernet)×16ポート
- 実効バンド幅 192GB/s(Active-Active時)
- 最大物理容量 9.83PB(122.88TB×80)
4U 80NVMe CiBヘッド+4U 90SAS JBOD×最大8基
エンクロージャーを最大8並列まで接続可能なハイブリッド構成
- 200GB/s(Infiniband/Ethernet)×16ポート
- 実効バンド幅 192GB/s(Active-Active時)
- 最大物理容量(NVMe) 9.83PB(122.88TB×80)
- 最大物理容量(HDD) 17.28PB(24TB×90×8)
今後の展望
コアマイクロシステムズは、CMS GpSCALERを通じて、HPC/AI分野のデータ処理を飛躍的に向上させる革新的なデータ管理基盤を提供します。今後もIBM Storage ScaleとCMSストレージソリューションについて技術検証を進め、最先端のワークロードに対応するデータ管理ソリューションを市場に展開していきます。
製品ページ
各モデルの仕様は以下の製品ページを参照ください。
コアマイクロシステムズについて
コアマイクロシステムズは、高度なストレージ関連技術を核として、大容量/高速/高可用性のストレージサーバシステム、AI/HPC/スパコン関係のトータルソリューションシステム、それら用途や特性に合わせたカスタムインテグレーション、およびODM/OEMを提供するサーバソリューションのトータルプロバイダです。
急速に進化を続けるIT/ICTにおいて必要不可欠な高度なサーバソリューションを開発/提供し、次世代のデジタルトランスフォーメーションを支える製品開発に取り組んでいます。
お問い合せ
コアマイクロシステムズ株式会社
TEL:03-6279-8501
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